テキサスインスツルメンツ(TI / $TXN) Q3 2022

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お世話になります。テキサスインスツルメンツ(TI / $TXN)が2022年Q3の決算発表を行いました。

IC Insightsによりますと、TIはアナログ半導体の売上シェアNo.1(2021年)となっており、同種半導体の売上では唯一$10Bの売上規模を誇る会社となっています。

アナログICメーカーランキング2021、TIがシェアトップを堅持 IC Insights (1)
半導体市場動向調査会社である米IC Insightsは、2021年のアナログIC企業売上高ランキングトップ10を発表した。
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TI Q3 2022決算

TI Q3決算結果は下記のようになっております(データ TI決算発表)

売上 $5,241M … YoY +13 %
営業利益 $ 2,678M … YoY +16 %
営業利益率 51% … YoY +2ppt
EPS $ 2.47 … YoY +19 %

TI Q3 Segment別売上

製品別の売上内訳をみると下記のようになっております。TI社の主力はアナログ製品ですが、一部Embedded Processingと呼ばれるデジタル製品も含まれています (参考 TI Investor Overview)

アナログ $3,993M … YoY +13%
Embedded Processing $821M … YoY +11%
その他 $427M … YoY +20%
売上が最も大きいアナログは営業利益率も54.7%と突出しています。

TI Q3 End Market別売上

TIのエンドマーケット別売上比重は下記のようになっております(参考 TI Investor Overview)。

売上比重の最も多くを占めるのが産業機械(Industrial)、続いて家電・PCなどが含まれるPersonal Electronics、そして車載(Automotive)です。シクリカル性の高いPersonal Electronicsの比重が20%台に留まり、Industrial・Automotiveで62%の売上比重を占めるのはPCやスマホ、サーバーへの依存率が高いTSMCやMicronといった大手半導体メーカーと比べると対照的と言えるでしょう。

Industrial 41%
Automotive 21%
Personal Electronics 24%
Communication Systems 6%
Enterprise 6%
Others 2%
Q3のQoQ売上成長率ですが、Earnings Callによると
Personal ElectronicsはQoQで10%台中盤の下落(通常Q3はQ2に比べて売上の上昇が期待される市場)
・産業機器市場はQoQでフラット、需要の軟化が見られ始めている
・車載市場はQoQ +10%
・スマホ、基地局及びデータセンターはそれぞれ1桁%台後半と中盤のQoQ売上成長
This quarter I’ll focus on sequential performance, as it is more informative at this time.
First, personal electronics declined mid-teens, as we continued to see the weakness
we described in the second quarter.
Industrial was about even sequentially, as we saw weakness begin to broaden in
industrial.
• The automotive market remained strong and was up about 10%.
• Next, communications equipment was up high-single digits.
• Finally, enterprise systems was up mid-single digits.
上述した通り、通常Q3はクリスマス商戦向けの家電などの作りこみがありPersonal Electronicsの売上はQ2比で上昇が見込まれます。しかし、TIの同市場向けQ3売り上げはQoQで10%台の下落ということで、この分野での大きな需要減速がみられている事は確かだと思います。
また、比較的に安定している産業機械(Industrial)セグメントですが、コメントに需要軟化が見られているとあるのでここも注意が必要です。世界的な景気減速や金利の上昇で企業の設備投資が減っていることが考えられると思います。
一方で車載市場は相変わらず堅調でした(Q2の車載セグメントはYoYで+20%)。

TI Q4 Outlook

TIによるとQ4のOutlookは下記のようになっております。

売上 $4.4 – $4.8B …. QoQ -11.5% / YoY -4.7%
EPS $1.83 – $2.11 … QoQ -20% / YoY -13%
車載市場は堅調だが、他のセグメントがQoQでさらに減速していくとのことです。
Turning to our expectations for the fourth quarter, we expect that most of our end markets will decline sequentially, with the exception of the automotive market.
引用 – TI Earnings Call
同決算発表がなされた2022年10月25日時点でTI社の時間外取引株価は-5.7%の下落です。上記のQ4の見通しが市場コンセンサスを下回ったことが原因とされています。

Shares declined 5.7% after TI’s Q4 revenue and earnings forecasts missed the average analyst’s consensus estimate, according to FactSet.
引用 – CNBC Stocks making the biggest moves after hours: Alphabet, Microsoft, Texas Instruments and more

TIと比較的製品ポートフォリオやエンド市場別売上比重が近い半導体メーカーは
・Analog Devices ($ADI)
・ON Semiconductor ($ON)
・Infineon Technologies
・ルネサスエレクトロニクス
などが挙げられると思います。TSMCやAMD、Micronといったメモリ・ロジック半導体とはまた別の動きをする半導体メーカー達だと思いますのでこちらについても注視して参りたいと思います。
半導体業界ニュース
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