イタリアとかドイツなどヨーロッパのサウナの話

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ドイツのサウナの話

私はここ2年程定期的にサウナに行くようになりました。日本に居た頃は温泉は好きでもサウナはたまーに行く程度でしたので完全にドイツに来てから身についた習慣(?)です。

ドイツのサウナは老若男女混合の素っ裸、ということを知っていたので最初の数年は男のくせに(?)心理的抵抗があり出張先で泊まったビジネスホテルにサウナがあっても(日本の大浴場付ビジホみたいな感覚でサウナとジム併設は珍しくない)使うことはありませんでした。

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イタリアで欧州のサウナを初体験

ある時、北イタリアの山の中にあるホテルに休暇で滞在していたのですが、そこは所謂ウェルネスホテルで冬はスキーリゾート、春夏秋はサイクリングや山登り、併設されたテニスコートで汗を流す旅行客が多く、そしてホテル内には立派なプールやサウナが併設されていました。

イタリアのサウナは(その場所だけかもしれませんが)ドイツと異なり水着着用でしたので抵抗感なく『久々に入ってみるか』ということで突入。サウナと言うとコレまで日本のサウナと韓国のチムチルバン、あとは露のバーニャに行ったくらいでしたがイタリアのサウナの素晴らしさに衝撃を受けました。

まず、日本と違ってサウナ室内の清潔感が保たれている。私が行った数少ない日本のサウナがそうなだけかもしれませんが、日本のサウナは温泉や銭湯に併設されていて入浴客が濡れた身体のまま入っていく形だったと記憶してます。さらにサウナ室のすのこの上に敷かれているマットは基本的にそこに放置されているので入浴客の体についた湯や汗が染み込みサウナ室内の湿気と匂いが充満しているイメージがどうも強い・・・

ドイツでもそうなのですが私が行ったそのイタリアのサウナでは必ず乾いたバスタオルを持ち込み、その上に座ったり寝そべることで汗を木に付着させないようにするのがマナーでした。さらにそのホテルは山の上にあったのですが、窓から見えるアルプスの景色に感激 *写真はホテルのWebsiteより。極めつけはサウナ後に飲める冷えた北イタリアの白ワイン。ヨーロッパのサウナはバーやレストランが併設されていることが多く休憩中にビールやワインを飲んでる人も居ます(泥酔するのは良くないと思いますけど)。

もちろん冷水プールも併設されていて、サウナ後に身体を冷やして休んだり、ジャグジーに入ったりとすっかりと虜になりました。

ドイツのサウナに行ってみる

イタリアでのサウナ経験が忘れられずドイツ帰国後にサウナに挑戦しました。

初めて行ったのは、出張中のホテルに併設されているサウナです。上述しましたがドイツではサウナ内での水着着用はご法度なので素っ裸で入ります。ただ、そのときは幸い(?)他のサウナ客が居なかったですが数回いろんな場所に通ううちに他のサウナ客が居合わせる場面にも遭遇しました。

もちろん男でも女でも皆裸です。簡単に『ハロー』といった感じで挨拶したり、休憩中に軽く談笑したりはしますが、必要以上の会話はなし。素っ裸の女性客がいる場合でも、あからさまに目線を合わせなかったり目を背けたり、目を瞑ったりとかするわけじゃないんですがジロジロ見るのはもちろんご法度であくまでも自然体に。まぁ休憩中はバスローブ来てますし、サウナ内でも二枚タオルを持ち込んで、一枚は身体に巻き付けてる人も少なくないです。

ちなみにホテルに併設されたサウナはバスタオルが山のように積まれていて自由に使える場合が多い。基本的に下に敷くよう一枚とシャワー後に身体を拭くようにもう一枚あれば足りるんですが人によっては三枚も四枚も使ってたり、、、こういうのって洗濯の量考えると環境に悪い。最近はタオルは一日一回交換制でそれ以上必要な場合は別途料金必要、なんてところもありますが。

サウナパーク

サウナパークってのもある。日本で言う温泉のような感じです。フィンランドサウナ、ロシアサウナ、スチームサウナ、様々な温度のサウナなどなど施設内に複数のサウナがあり、楽しめる。

写真はTherme Erdingという私の住んでる地域にある世界最大級のプール・サウナ施設。本当に多数のサウナがあり、基本的に半日〜1日中滞在する人が多い。料金は場所にもよるが4時間で20−30EUR、1日いると40−50EURくらい。平日の夜や早朝など人の入りが少ない時間帯は20%くらい割引があり、人も少ないので私はその時間帯を狙って行ったりしてます。

サウナ以外の場所は公園みたいになっていて基本的に冷水浴出来るプールがあったり、休憩所がある。バスローブに身を包んで読書したり寝たり。本当に寝たい人のために仮眠室もあります。ウォーターベッドの場合もあり、身体が寝るときに圧がかかるべきところにはかかり、かかるべきでないところにはかからなく素晴らしいです。

その他にも公営施設や電力会社が運営してるサウナもあり。規模は少し小さいけどその分安め。場所によっては女性だけの日もあったりする、例えば水曜の午後は女性のみ利用可、みたいな。

ドイツのサウナで人気なのがアウフグース。詳しくはリンク先の記事を読んでいただければ、と思いますがアロマの香りと熱気を受けるのが本当に気持ちよくて汗が吹き出してくる。サウナの入り口に時刻表が書いてあって、何時からアウフグースやりますよ〜ってのがわかるようになってる。

ロウリュとアウフグースの違いとは!?|サウナタイム(サウナ専門口コミメディアサイト)
ロウリュとは、「熱したサウナストーンにアロマ水などをかけて、立ち昇った蒸気をタオルなどであおぐ」こと、と一般的には言われれいる。ロウリュは、サウナの楽しみのひとつではあるが、サウナ専門店やその他の温浴施設によって「ロウリュ」「アウフグース」と呼び方はさまざま。では、「ロウリュ」と「アウフグース」はいったいなにが違うのか...

サウナ行くときに持ち込むもの

自分はサウナ行くときに必ず大きめのリュックに

・バスタオル二枚
・バスローブ
・ビーチサンダル
・1リットルの水x2本
・本とか雑誌とか読みたい印刷物
・スマートウォッチ
・シャンプー、石鹸、化粧水、乳液類

を持ち込んでます。ちなみにケータイの持ち込みはご法度、理由はもちろん中では素っ裸なのでプライバシー保護のため。とはいえ休憩中にスマホいじってる人は少なくないです。個人的にはあんまり気にしてない。多分何かトラブルがあれば係員がすぐ駆けつけるので。

スマートウォッチはサウナ内では温度の観点から利用しないけど防水なので時間を把握するために持ち込んでる。

水分補給は大切。中にバーはあるけど割高なので。偶に小さいビール飲んだりします。

サウナに誰と行くか

サウナは一人で行く人も居れば、カップルや夫婦、友達で来てる人たちなど様々。

私は基本一人で行きますけど、友達と行ったこともあり。カップルでない男女の友人同士っぽい人たちが楽しんでることも多いです。

ただ、それは人によりけりで、『流石に異性の友達と行くのはちょっと・・・』という人も居ますね。

私は実は異性の友達とも行ったことがあります。『サウナ好き?』『好きだよ、ここの行ったことある?良いよ』『え、ない、行く?』『いいね、いつ?』みたいな感じの軽いノリで。。。ただもちろんジロジロ見るとかそういうのはキモいしNGです。基本的にバスローブで身を包んでるし。

カップル同士だと素っ裸で同じベッドやベンチでイチャイチャしてる人たちも居ますが一線を超えない限り誰も気にしない。日本人の友達が遊びに来たときに連れて行ったら最初はびっくりしてましたがとてもリラックスして満足してくれました。

基本的に子供は入場NG。確か16歳とか18歳からが最低入場年齢なところが多い気がします。

ドイツのサウナの記事は在住日本人が結構書いてるのでもっと詳しく知りたい方は下記の記事など読んでみて下さい

ドイツのおすすめサウナ|日本のサウナとの違い|ルール・マナー
2019年の夏、初めてのドイツ旅行に行きました。そこでベルリンのサウナに行った際、ドイツのサウナの良さに感動したのがきっかけで、ドイツのサウナが好きになりました。それ以来、2020年の冬はミュンヘンとフランクフルト、2023年の夏はケルンと
カルチャーショック…ドイツのサウナに行ってみた経験談・入り方ガイド!
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フィンランドに次ぐサウナ大国として知られているドイツ。フィンランドとも日本とも異なる、独自のサウナ文化が築かれています。 今回はドイツのサウナ文化や特徴、マナーについて詳しく紹介します。 ドイツのサウナの特徴 サウナ発祥の地としてはフィンランドが有名ですが、ドイツもサウナ大国として知られています。温泉が多いことからスパ...

以上

ヨーロッパ生活
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