先日、ふとSMHという半導体ETFがヨーロッパの証券会社から買えるようになってることを知りました。なんと2020年12月1日からヨーロッパ各証券市場に上場をしたそうです。
本記事ではSMHというETFの中身を簡単に紹介と、ヨーロッパ、というかドイツからSMHが買えることができる証券口座のご紹介をしたいと思います。
・本記事では特定のETFを紹介していますが、その商品に対して投資を推奨するものではございません
・また、本記事では証券口座の開設紹介リンク(所謂アフィリエイトリンク)が記事中に登場します
SMHとは
SMHとはVanEck Vectorsという管理会社の半導体ETFです。MVSMHTRという米市場に上場する半導体セクター25社の指数に連動するように設計されています。余談ですが私が一番最初に買ったETFでもありました。【SMH ETF とは】でググれば山程の良記事が出てくるので、さらっとした説明に留めます。
まずは本家SMHのプロフィールを見てみます。
・管理会社: VanEck
・上場市場: NASDAQ
・経費率: 0.35%
・運用資産: 約$4Billion
・連動指数: MVSMHTR
SMHの構成銘柄
SMHは半導体関連企業25銘柄で構成されています。トップ10の構成銘柄を見てみると下記のようになっています。
・TSMC
・NVIDIA
・ASML
・BROADCOM
・AMD
・TI
・Intel
・Qualcomm
・Micron
・Analog Devices
→合計 約60%
台湾 13%→TSMC
オランダ 9.66%→ASMLとNXP
スイス 2.68%→ST Microelectroncs ?
Other/Cash 残り
SMHのリターン
半導体はこれからも需要が増えていく大きなテーマです。
ヨーロッパの証券会社から買えるETFは品揃えがショボい
と、こんな優秀で旬な(?)ETFなのですが、私がドイツ移住後早速ひらいた証券口座ではSMHを買うことが出来ませんでした。
私がTwitterでお世話になっているうさこ姉さんが説明されていますが、ヨーロッパの証券会社からVOOとかQQQとか買えなかったりします(なんでなのかは調べる気力もなく、実はよく知りません…リンク先のブログ記事読んでみてください)。なので兎に角、ユーロ版のコンパチ品(VOO→VUSA, QQQ→EQQQみたいな)を買わないといけないことが多いです。残念ながらこれまでSMHはコンパチ品すらありませんでした。
ヨーロッパ版SMHがいつの間にか誕生していた!
ところがどっこい、なんと欧州市場で買えるSMHのユーロコンパチ品が爆誕しておりました。2020年12月1日に上場したばかりと、かなり日が浅いです。資産額もまだまだ小さいですね。連動指数はMVSMCTRと言うもので構成自体は本家と同じですが10%のCapがかかっているようです。
・管理会社: VanEck
・上場市場: 欧州各市場(ロンドン、ドイツ、イタリア)
・経費率: 0.35%
・運用資産: 約$5.2Million
・連動: MVSMCTR
ユーロ版SMHの構成比率
ユーロ版SMHの構成比率を見てみましょう。本家と同じ25銘柄で構成されています、まさに半導体のスーパースター銘柄たちです。一応本記事を執筆時点(1月13日)では下記のようなトップ10比重になっています。
・TSMC
・ASML
・Qualcomm
・TI
・Nvidia
・Intel
・Broadcom
・AMD
・Micron
・Applied Materials
→合計 約76%
ドイツからユーロ版SMHに投資する方法
ドイツからユーロ版SMHに投資するのは証券口座があれば簡単です。
Degiroからユーロ版SMHに投資
Degiroという証券口座からでもユーロ版SMHを買うことができるようです。私はDegiroはNASDAQやNYSEに直接注文を置く以外に使っていないのですが、Comdirectのような定額自動積立は出来なかったと思います。なので都度注文を置かないといけないですが、その際に売買手数料が発生します(*Comdirectでも発生しますし、Comdirectのが高いはず)。
Degiroは下記のリンクから開設可能です(こちらも紹介リンクとなっています)。
まとめ
米国市場に上場する半導体セクターのトップ企業25銘柄に投資できるSMHというETFのユーロ版コンパチ品とドイツからユーロ版SMHに投資する方法について解説いたしました。
なお、私自身はすでSMHを構成する個別半導体株($CDNS $AMAT $ASML $QCOM 等)にそれなりの金額を投資しているのでこのETFは執筆時点では購入していませんしする予定がありません。